
春の野菜蕗の薹(ふきのとう)のポストカードができました。
●キク科の多年草●英名:Japaniese butterbur、和名:蕗(ふき)●日本原産
まだ雪が残る頃、山の斜面などに雪を割ってひょっこり顔を出すふきのとう。山菜の中では一番早く芽を出す早春のシンボルですね。北海道から九州まで、日本全国に見られる数少ない日本原産の野菜です。
ふきには雄株と雌株があって、野山に自生しているフキの場合、雌雄の数はほぼ同じ数だけあるのだそうです。ところが、栽培用のものになると、ほとんどが雌株で、しかも受粉能力が低いため、株分けだけで増やしているのだそうです。
ところで私が子供の頃、春になると、母を含め、近所のお母さん方がこぞって山に分け入りフキやツワブキ、ゼンマイやワラビを競うように採ったものでした。田舎の春のレジャーです。
摘み採った山菜はその日の晩ご飯の食卓にのぼりましたが、私はこの山菜が、特にフキやツワブキが大嫌いで、毎日毎日続くフキやツワブキの煮物や炒めものにそれはもうへきへきでした。なので当時の私は春が大嫌いでした。
参考:野菜図鑑「ふき」

ふきのとうです。残念ながら山で採れたものではなくスーパーのものです。刻んで味噌汁の中に入れてみたところ、キクの花をほぐした時匂う、苦いような、そしてどことなく「香」のような匂いが口の中に広がりました。早春の味(!?)です。
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